最近は


制作することの意味は、完成したものを作ることにとどまらず、その作品を成り立たせている思考や方法こそにあるのではないかと最近強く思うようになった。

 作品の中にかくされている思考や方法を発見することにより、現実の生活を見つめ直すことができ、作用が生まれる。それによってこそ、作品が人間にとって必要なものとなる。

 常に作品の中に宿りながら、絶えず作品の外に向かい作用を及ぼす何かを見つけ、そんな作品を自分でも作ってみたいとやっと思い始めた。

 この頃です。